2015.8.15 反戦平和国際連帯 韓国・訪韓団
今年は戦後70年、朝鮮半島の人々にとっては解放,分断70年,1965年の日韓条約体制50年の節目の年です。朝鮮半島では半世紀以上の停戦状態が未だに続き、沖縄の心を踏みにじる米軍のオスプレイは、韓国に跳び、米韓軍事演習には米軍空母や艦船が横須賀や佐世保から参加しています。朝鮮半島で8月15日は日本からの解放記念日ですが、分断が始まった日として分断克服、平和体制実現の国際連帯の闘いは繋がっています。
私達の団は8月14日から16日の日程で韓国進歩連帯と一緒に反戦平和国際連帯行動に参加しました。
今、韓国で、一番問題になっているのが、米国から生きたままの炭素菌を韓国鳥山空軍基地を含む10ヵ所に誤って生きたまま送っていたことが明らかになった事です。
炭素菌は生物兵器として使われ、人や動物の体内に侵入すると毒素を生成し、血液内の免疫細胞を傷つけて死亡させることが出来ます。
まずこの問題に抗議するための集会デモに進歩連帯と一緒に参加しました。ピョンテグ(平沢)米軍基地を進歩連帯1500人余りで包囲し、炭素菌の抗議ビラを米軍基地に一斉に投げ入れました。日本では考えられない光景です。1500人の仲間達は、意気揚々と旗のウェーブを行っていました。
次の日は国際平和討論会に参加しました。日・韓・米の代表者と韓国進歩連帯、そして私達の団が加わり「アジアの平和」について討論しました。「アジアに米軍基地は要らない」、「米軍基地の存在が東アジアを緊張状態にさせている」、今後の運動としてインターネットにサイトを開設し、東アジア全体に反米の輪を広げていくことを確認しました。
午後には8.15民族統一大会がソウル駅前の道路8車線の半分4車線を封鎖し5000人の進歩連帯の人達と一緒に参加しました。大会決議では、光復節(解放の記憶)は分断の悲劇の出発点です。「様々な障害や困難が存在していますがこれまでの成果は南北統一の道を照らす大切な明かりとなる」こと強調していました。私は朝鮮民族の願いは「アジアの平和と南北統一」であると強く感じました。